他者の気持ちを考えられる子ども
数年前に先輩の先生が体調不良で休まれたときに学んだことです。
その日に代わりに体育の授業に入りました。体育館で跳び箱を指導したのですが、整列させるときに列の中に大きなスペースがありました。
遅れてくる子はいなかったはずなので、「〇〇さん、前に詰めてくれる?」と指示をしたところ、「ここは欠席者の〇〇さんの場所なので、空けてあります。」と学級の子たちから説明されました。
それを聞いたとき自分が欠席者への配慮が欠けていたことと、休んだ子の気持ちを想像する力が足りなかったことに気付きました。
その先生と子どもたちのおかげで今では欠席者のことを少しは考えられるようになりました。
私はその当時は目の前にいる子どもたちしか見えていなかったのだと思います。
目に見えるものはもちろん、目に見えないものまで思いやることができる子どもを育てるには、私自身がその領域まで成長する必要があると感じました。
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