気長に待つ

父親・母親に向けて

大人の都合

仕事や予定ばかりある毎日だとどうしても大人の都合に合わせて生活することがほとんどだと思います。

例えば、私の息子が小さいとき、自分で靴を履きたい時期がありました。今でこそ靴を履けばものの30秒もかかりません。でも、小さい頃は5分、上手くいかなくてぐずってしまえば10分かかってしまうこともありました。

これが大人にしては結構長い時間です。ましてや、出かける時間に子どもが自分で靴を履く時間など確保していないので焦ってしまい、余計に長く感じます。

この例以外にも、食事をする時間、服を脱ぐ時間、好きなおもちゃで遊ぶ時間などおとなの都合で早くしなさいと焦らせたり、叱ったりしたことを皆さんも経験したのではないでしょうか?

子どもの都合

明日から3連休を迎えます。

心と時間にゆとりがあるからこそたまには子どもの都合に合わせてみるのはいかがでしょうか?

先ほどの例にはなりますが、10分かけて自分で靴を履き切ったときの笑顔は今でも私は忘れられないほど鮮明に記憶に残っています。

あのやり遂げて嬉しそうな顔、「自分でできたね」と声をかけられて満足げな表情、たった10分待つだけで私も息子も心が満たされました。

子どもの基準を知る

我が子が達成できる時間の基準をある程度知っておくといいかもしれません。

大人だと10分で済む片付けも、子どもに任せれば30分かかるかもしれません。

大人だと5分で済む宿題も、子どもがやれば1時間かかるかもしれません。

ときにはスピードよりも「達成感」や「満足感」など、効率ばかりの生活から離れてみてはいかがでしょうか?

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