説明しただけではできるようにならない
算数の問題にせよ、運動会などの動き方にせよ、できるようになるために説明する場面はたくさんあると思います。
授業で考えると分かりやすいのですが、どれだけ丁寧に説明したからといってその後の練習問題やテストができるとは限りません。
やはり一度自分の頭で考えたり、実際に手を動かして解いてみなければできるようにはなっていきません。
他にも、自転車に乗れるようになるには、何十時間説明を聞いたところですぐにできるようにはならないと皆さんが考えると思います。その通りで、やはり実際に自転車に乗ってみて失敗しながら漕ぎ方を覚えていくでしょう。
それにも関わらず、学級の基本的な動きや、単純な並び方の指導などは説明したからできるようになっていると思う先生方もいるかと思います。
何度説明しても上手くいかないと考えてる先生や、一回で説明したのに叱っている先生はぜひ参考にしてみてください!
実際にやらせてみる
今回の答えから言うと「実際にやらせてみる」です。
例えば校外学習の並び方を指導するときに、「場所が狭いので背の順で5列に並びましょう。小さい子から順番に6人ずつで列を作っていきます。」と言って黒板で図を使いながら丁寧に説明したとしても、ぶっつけ本番では大半のクラスが失敗すると思います。
それは、言葉や図では理解が怪しい子もいるかもしれないし、実際に並んでみないと忘れるものです。
他にも給食の配膳の指導や、掃除の指導など、全部実際にやらせてみて教えるのは確かに大変かもしれませんが、それが1年間続くとなれば最初のうちに言葉による説明だけではなく実際に経験させることは後々の指導が楽になったりもします。
この考えは、どんな授業、どんな指導にも当てはまります。
説明して全ての子どもが理解したと思っていてはうまくいかなかったときに子どものせいにしてしまいます。
そうではなく、どの子どもも真剣に取り組めば理解できる環境を作っていくべきだと考えています。
もしよければ実践してみてください!
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