平均点に届かない…
小学校でも中学校でも2学期のテストが終わりある程度結果が分かってくる頃だと思います。
我が子のテストの結果が思うようなものではなくてどうしたらいいのか悩んでいる方もいるでしょう。
今回は特にテストが平均点に届かないお子様や保護者向けに話していきたいと思います。
基礎力を鍛える
平均点に届かなくてもうどこから手をつけていいのかわからない場合は、今やっている勉強も大事かもしれませんが、まずは点数を取れるところから努力して自信を取り戻しましょう。
小学校であれ、中学校であれ、必ずテストに出ると断言できる内容があります。
それは、国語の漢字と算数(数学)の計算の問題です。
この2つは他の教科にも影響を強く及ぼします。
漢字が読めなければ文章を読むのが困難になります。また、社会などの教科では、語句を記述する場合もあります。漢字が苦手だという意識は全ての教科において悪影響を及ぼします。
計算ができなければ算数のほとんどの問題が時間もかかるし、ミスが多ければせっかく考えはあっているのに正解に至らない確率も跳ね上がります。こちらは理科などの教科において、液体の量を求めたり、濃度を求めたりするときに大きな壁になってしまいます。
このように基礎的な力がないと学年が上がるにつれて、困難の度合いも大きくなってしまいます。小学生のうちからこの2つの基礎力を早めに伸ばしてあげることが望ましいのではないでしょうか。
すぐに結果につながる
この2つの基礎力を伸ばすと良いメリットがあります。
それは結果がすぐに出やすいということです。結果がすぐに出れば自信にもつながるし、やってきた努力が報われる経験が次の意欲を掻き立てる場合もあります。
小学校に絞って話をすると、漢字や計算の小テストを実施している学校は多いかと思います。そして、単元のテストでも漢字や計算の問題はかなり大きな割合で入っていることがほとんどです。
それに加えて練習してきた成果がどの子にも必ず出やすいというのも大きな強みです。
小学校の先生をしていて、文章題やちょっとひねった思考を試すような問題は練習を積み重ねてもなかなか結果が出ないことは多々あります。しかし、学期に覚える漢字をプリントなどを使用して何度も何度も練習をすれば、クラスの平均点が90点以上になることもまた経験を通して分かりました。
楽しく学ぶという観点も確かに大事だと思います。ですが、問題が解けなかったりテストができなかったりすれば、それはそれで勉強がつまらなくなっていくでしょう。
まずは大人の力を借りながら、子ども達が着実にできる喜びを味合わせてみてはいかがでしょうか。
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