今年の一年は…
今年もそろそろ終わりますが、皆さんはこの一年はどうだったでしょうか。
「仕事が忙しかった」「家族と過ごす時間が増えた」「あっという間に一年が終わってしまった」「目標だった〇〇が達成できた」など、いろいろな意見が聞こえてきそうです。
しかし、そんな一年も終わりを迎えようとしています。この一年が上手くいった方も思い通りにいかなかった方も来年のスタートに向けて一緒に考えていきましょう。
一年の計は元旦にあり
皆さんは、「一年の計は元旦にあり」という言葉を知っていますか。
ご存じのとおり、「一年のことは年の初めの元日に計画を立てるべきである。 物事は初めが大切。 しっかりと計画を立てて着実に行え」ということです。
子ども達にも学期のスタートに目標を立てるように、一年の計画やスケジュールを立てることは重要だと思います。
その中でも、一日や一月といった時間的な括りの中でも大きい一年について今回は計画を立てます。年の初めである元旦は忙しいかと思いますが、一年を左右する大切なことでもあるのでしっかりと考える時間が取れるといいですね。
もちろんやっぱり元旦にそんなことをしている暇はない方もみえるかと思います。そんな場合は、来年が始まってしまう前に今から計画を立てていくといいかと思います。
計画の立て方のポイント
分かりやすいように1つの例え話をしたいと思います。
知っている方もいるかもしれないが、知らない方もいると思うので、引用させてもらいます。
ネット上で有名な「この壺は満杯か?」の話です。
「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。
その壺に、一つ一つ岩を詰めた。壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、学生に質問した。
「この壺は満杯か?」
教室中の学生が「はい」と答えた。
「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利を取り出した。
砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。そして、もう一度学生に質問した。
「この壺は満杯か?」
一人の学生が「たぶん違うだろう」と答えた。
教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の下から砂の入ったバケツを取り出した。
砂を岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。
「この壺は満杯か?」
学生は声を揃えて、「いや」と答えた。教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ
教授は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」
一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しいときでも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込むことは可能だということです」
「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこではないんだよ。この例が私たちに示してくれる真実は、大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないということなんだ。」
君たちの人生にとって「大きな岩」とは何だろう、と教授は話しはじめる。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり……。
ここでいう「大きな岩」とは、君たちにとって一番大事なものだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失うことになる。
もし君たちが小さな砂利や砂、水など、自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、君たちの人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体を失うだろう。
少し長くなってしまいましたが、私達は往々にして、「砂利や砂、水」を自分の人生の中に組み込みすぎることが多いのではないかと思いました。
それは「岩」を持っていないのではなくて、「岩」を壺の中に最初に入れるようなことをしないからだと考えます。
「時間が確保できたら旅行に行こう」では、その機会はいつになるのか分かりませんし、そもそもやってこないのかもしれません。
だからこそ、一年の初めに一番あなたが大切にしたいことに時間やお金をかけられるようにしっかりと計画を立てることが重要なのではないでしょうか。
「今年は有意義な一年だったな!」と来年の大晦日に言えるように、是非試してみてはどうでしょうか。
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