最近始まった金融教育
日本ではお金について学ぶ機会はつい最近まで家庭で行われるものとされてきました。
しかし、両親からお金について使い方ぐらいは見様見真似で教わったとしても、ほとんどは教えてもらうという話題にすらあがらなかったのではないでしょうか?
それもそのはず、両親もおそらくお金について学ぶ機会がなかったと思います。
私たちの生活にお金は必要不可欠なものにも関わらず、私たちはお金のことについて全く知りません。
私自身も、数年前までは、お金は使うか貯金するかの2択でした。貯金するにしても、今月はお金が余ったからしておくか、ぐらいにしか考えていません。だからライフプランニングなんかしたこともなかったし、家計簿なんてやりたい人がやっているぐらいに思っていました。
お金は何とかなるだろうと甘い考えしかもっていない私は家庭を持ち子どもが生まれて現実を知ります。
自分が成人した頃にお金の知識がもっとあれば…と思ってしまうぐらい大切なことだと思います。
世の中には信じられないほどお金を稼ぐ方でも破産したり借金地獄になっていたりします。その逆で、平均的な収入にも関わらず不自由な生活もなく何千万とお金を貯めている方もいます。この違いは金融リテラシーが高いか低いかの違いです。
日本金融教育の遅れを受けて、2022年(令和4年)には高校で金融教育が義務化されました。しかし、これで安心というわけではありません。まずは私たち自身もしっかり金融(お金)について学び、我が子に教えられる知識を身につけましょう。
小学生・中学生でお金について知る
様々な意見や考えがあると思いますが、私自身は小学生・中学生までにお金について基礎的な知識があればいいと思います。
なぜかというと、中学校の卒業までは義務教育があり大半の家庭のお子さんは自分でお金を稼ぐことが難しいからです。この時期は勉学に励んでもらいたいと思います。
基礎的な知識といっても、お金の価値(いくらでどんな物やサービスが手に入るのか)や手に入れる方法(何をどれくらいしたらいくら手に入るのか)、使い方(消費・浪費・投資・貯蓄)など、普通の生活をしていれば大抵分かるものばかりです。
強いていえば、収入の10%の貯蓄に回すなど、お金を貯める習慣が身につけられるようにすることは小さいうちからやっておくといいかもしれません。(例えば、毎月お小遣いが1000円であれば、必ず100円貯金する。)
いずれは自分の力でお金を稼ぐようになったときその習慣があるかないかで、10年後には大きな差となります。(ちなみに私はなかったので苦労しました…)
中学校卒業後からが勝負
中学校を卒業したら早かれ遅かれ、自分でお金を稼ぐことになってきます。
バイトで稼ぐ場合もあれば、会社員になる場合もあります。はたまた起業してお金のやりくりをする可能性だってあります。
そんなとき親として様々なことをアドバイスできる立場でいることが目標です。
少なく見積もっても、以下のことは面倒で学ぼうとしないからです。
- 家計管理を始める
- ライフプランニングをする
- お金の使い方の種類(消費・投資・浪費)と割合について考える
- 貯蓄するべきお金と投資に回すお金の割合について考える
- 公的保険と民間保険の違いを知る
- 民間保険に加入すべきかしないべきか考える
- 資産形成について学ぶ
- 節税について学ぶ
- 資産形成を試してみる「NISA(少額投資非課税制度)」「iDeCo(個人型確定拠出年金)」
- 節税を試してみる「ふるさと納税(節税ではないけれど払うべき税金を有効に活用できます)」「iDeCo(個人型確定拠出年金)」
- 単利・複利について学ぶ
他にも細かいことがありますが、書き始めたらキリがないので必要最低限のものをあげました。
私自信が公務員ということもあって、自分で法人を立てて稼ぐことはできないので試したことはなく、詳しいことは書けませんが、法人では知識をつけることにより税金への対策はたくさんできます。
以上たくさんのことを書きましたが、私は一から学び大変苦労しました。
だからこそ両親からアドバイスや教えを受けていれば最高のプレゼントとなると思います。
金融教育という人生を大きく変えるようなプレゼントを贈れるように、今からでも遅くはないので学んでみてはいかがでしょうか?
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