掃除ができる子を育てる

学校の先生に向けて

サボれない環境を作る

掃除の時間は最もと言っていいほど教師の目が届きにくい活動です。

最近では子どもの自主性を重んじて掃除場所の割り振りや誰がどの道具を使うのか子ども達で決めさせる場合もあります。

しかし、それができるのは学級全員が掃除の時間に真面目に掃除に取り組むことができる基盤があってこそだと思います。

もしその基盤がなければ、子ども達に好き勝手やらせて終わるだけの時間になってしまいます。

最悪の場合、トラブルが発生する原因にもなり、「ちゃんと自分たちでしっかりやると言っただろう!」と叱った結果、何も残りません。

では、掃除ができる子を育てる第一歩はどうすればいいのでしょうか?

私は、サボれない環境を作ってあげるのが大切だと考えます。

先ほども言いましたが、掃除の時間は教師の目が届きにくいです。その環境であれば、よほどできた人間でない限り、サボろうとする気持ちも生まれてくるものではないでしょうか。そこを「掃除を頑張りましょう」の一言で解決できるなら良いのですがそうはいきません。

少し手間ではありますが、「誰がどこの掃除場所で何の道具を使いどのように掃除をするのかという手順」をしっかりと示してあげることが大事だと考えます。

それが出来て始めて、掃除がしっかりできた掃除がしっかりできていないという納得のいく公正な評価を子ども達に下すことができます。

さらにもう一歩踏み込むのであれば、私は特別教室などのクラスから離れる場所の掃除場所には、掃除チェックカードを作りました。そこの欄には、いろいろな項目がありますが、ポイントは「掃除場所に一番早く来た子」「掃除場所に一番遅く来た子」を加えました。

掃除場所に一番遅く来た子の欄に3回ほど連続して同じ名前であるなら、サボっている確率も高いし、何よりスタートが遅れているので、どこかで油を売っている場合も多いです。

そんな子達がサボることを諦めていく環境を作っていくことが、掃除ができる子を育てる一歩となるのではないでしょうか。

よかったら試してみてください。

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