授業の準備が間に合わない…
私も新任の頃や、初めての学年を受け持ったときには授業の準備が間に合わないことが多々ありました。
子どもを授かって仕事と家庭の時間のバランスを考えるようになったときも、やっぱり授業の準備が間に合わないことがありました。
教材研究の時間をたっぷりと確保できれば良いのですが、なかなかそうもいかない先生方も多いかと思います。
そんなときに1つのことを意識すると、授業の準備が効率よくなりますので是非試してみてください。
単元全体を見て授業を考える(国語)
全ての教科に言えることではありますが、特に国語では意識した方がいいことだと考えます。
例えば、説明文で単元の最後に要約をするとすれば、要旨や要点などを押さえておく必要があります。そうすると最後の授業に至るまでに、各段落の重要な言葉であったり、説明文の段落の中でも特に重要な段落を見つけ出したりと、授業をするたびに全体像が鮮明に浮かび上がってくるようにしていこうなどと考えが膨らみます。
他にも、物語文で「ごんぎつね」であれば、単元の最後にごんと兵十が最後にはお互いのことをどう思っていたのかを考える授業を設定したとします。そうすればそこに至るまでのお互いの気持ちを事細かに追っていく必要があります。その結果、各場面を1つずつ丁寧に読み解き、毎回場面の終わりにはお互いの気持ちがどう変化したのかを確認していこうという考えなどが出てくるかと思います。
単元全体で見ると1つ1つの授業につながりが生まれます。その繋がりを大切にして授業を組み立ててみると思った以上に早く授業の準備が進むかと思います。
重要語句を押さえる(社会)
社会などは教えようと思えばどれだけでも興味深く掘り進めることができます。
私自身も小学校6年生の担任をしたときに、歴史の授業では教科書に書いてあることはもちろん、資料集や参考動画などに出てくるマニアックな知識も含めて話をしていました。
そのほうがなぜ起こったのかという歴史的な背景部分が見えてとても面白いのです。
しかし、それ以外の社会の授業は苦手でした。自分自身に教科書レベルの知識しかないから教えようにも教えられません。
でも、教科書レベルが教えられれば良いじゃないかと思うかもしれませんが、知識が不足しているので、教科書レベルでも「織田信長」などこれは必ず知っていて当たり前のことならいいのですが、判断に困る重要語句もあります。
「これは重要語句として教えるべきか?」「さらっと読むだけでいいのか?」「関連付けて話をするべきか?」「これは書くまででもないよな…?」
などなど、結構困ってしまうものです。
そんなときには、単元の終わりに行われるテストを参考にしましょう。
テストに出される言葉は間違いなく重要語句です。単元の終わりを見据えた上で重要語句だと分かっていれば自信満々に教えることができます。
当然授業の準備の段階でも、その重要語句を中心にどんな話を展開していくのか大まかな流れは出来上がります。
もし良かったら2つの方法を実践してみてください。
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