テストの結果が悪い…
2学期も始まって1ヶ月が経とうとしています。もうそろそろ大きなテストもたくさんやってくると思います。1学期の反省を生かして、勉強を頑張っては見たものの返ってきたテストはいつもとあんまり変わらなかった…
なんていう結果になってしまった。もしくはなりたくない。
という場合にぜひ参考にしてみてください。
ちなみに今回は知識の定着についての話になります。簡単に言えば基礎基本です。
国語であれば漢字、算数であれば基本的な計算、社会であれば重要語句など、覚えておかなければいけない内容が全く覚えれなくてテストが心配といった方に向けての内容になります。
「覚えられない」わけはない
子どもに教えていると必ずと言っていいほど「記憶力が悪いから…」「勉強ができないから…」とネガティブな発言をする子がいます。
確かに能力に多少の差はあれど、LD(学習障害)でない限りは練習次第で必ず出来るようになります。
そして、自分ができないと思っているほどできなくなるものです。このメンタルブッロクをもっていると、今後の学習の習得率に大きな差が出てきます。まずは出来ると思って取り組めるといいですね。
メンタルブロック…何か行動を起こそうとするときに思い浮かぶ、「できるわけがない」「失敗する」「こうしなければならない」といった否定的な思い込みや固定観念。また、それによって行動が抑制されてしまう状態。
なぜ覚えられないわけはないかと言うと、どのお子さんも自分の好きなことや興味のあることはこちらがびっくりするぐらい覚えているからです。
「俺って記憶力悪いからな〜」と言っている私のクラスにいるA君は九九が覚えられないまま学年が上がってしまいました。でも、記憶力が悪いという割には、日本の全球団のレギュラーで出場する選手の名前を覚えているんです。同じようにBさんは「漢字や社会の重要語句を覚えるのが苦手」と言います。ですが、スプラトゥーンというゲームの武器の名前は全て覚えているんです。
本当に記憶力が悪いのであればそんなに覚えられるわけはないでしょう。でも、確実に覚えることができているのです。では、同じ容量で勉強に関する知識はどう定着させたらよいのでしょう?
知識の定着は「頻度」で解決!
結論から先に言いますと、知識を定着させたければ頻度を多くすることです。
先ほどの例でプロ野球の選手を覚えたり、ゲームの武器を覚えたり出来るのは好きということもありますが、何より毎日のようにその情報に触れているからでしょう。野球好きの子は毎日野球の本を読んでいて、テレビで野球の試合がやっていれば必ずみる。そして年に何回か試合を見に球場へ足を運ぶそうです。ゲームの武器を覚えられた子は1日に何時間もそのゲームをやっています。要はその情報に関わる頻度が高いのです。
皆さんもきっと経験があると思います。1回だけみたニュースはすぐに忘れるのに何度も繰り返し流れるニュースは自身にさほど興味がなくても記憶に残ったのではないでしょうか?
その方法を勉強に活用させるだけです。
具体例をあげると、私の息子は今小学2年生です。親としてはかけ算の九九が心配なので最近お風呂で九九表を見て音読することを始めました。まだまだ見て読むのが息子には精一杯なのですが、これを続けていけば自然と見なくても読めるレベルまでは上がっていくとは思います。
他にも漢字では、外出したときに何気なく読めるか聞いてみたり、その漢字を使った他の言葉を聞いたりしています。(例…毎日・土曜日・日本など)
算数も計算につまづいたことがあったので夏休みに少しづつ練習しました。
注意点としては量で考えないことです。
例えば、30分で5つの漢字を覚えたいとします。その場合に一気に30分頑張って覚えるよりも、5分を6回行った方が定着率は良いでしょう。
1回教えたり、1回頑張ったりして覚えられるのならもうとっくに覚えているでしょう。そうではなくて、何度も何度も繰り返し思い出すことをするといいです。だからキーポイントは「頻度」です。
よかったら試してみてくださいね!
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