優しくて厳しい先生

学校の先生に向けて

私の目指す教師

私には目標があります。人によって様々な教師像があると思いますが、私は優しくて厳しい教師でありたいと思っています。

もしかしたら数年後には変わっているかもしれませんが、現時点ではこの目標を掲げています。

なぜかというと、私の失敗による経験がとても大きかったりもします。

数年前、おそらく私は甘くて怖い教師だったと思います。

今ならこの違いが身に染みて分かるのですが、甘いと優しいではきっと優しい方が子ども達はよく育つであろうし、怖いと厳しいではきっと厳しい方が子ども達は成長すると思います。

難しい…

しかし、目指してはいるもののなかなか難しいです。

甘くするのはとても簡単です。「勉強が辛いならできるとこまででいいよ。」なんて言葉は甘い言葉だと思います。

逆に、優しくするのは難しいです。相手が困っているのを察知した後に、本当に相手のためになる行動をしなければいけないからです。問題が分からなければ、答えではなく解き方を教える。跳び箱ができない子どもに対して、できるまで励ましの声をかけ続け最後まで練習する。そんな優しさを発揮できるようになりたいです。

同じように、怖くなるのは簡単です。自分が叱りたいときや怒りたいときに大声をあげて怒鳴りつければ怖いと思ってもらえるでしょう。

しかし、厳しいのは難しいです。特に優しさを持ち合わせようとすればその難しさは何倍にも跳ね上がります。

先ほど「勉強が辛いならできるとこまででいいよ。」という甘い言葉がありましたが、これを厳しく優しい言葉に変えるなら、「勉強が辛いかもしれないけどきっと君ならできる、だからこの問題をできるまで解いてみよう。」になると思います。

悩んでいたり、頑張っていたりする子ほど私はこの言葉がかけにくいです。泣きそうになりながらもやろうとする。苦しそうな顔をしながら努力するからです。

でも、そこを乗り越えた子は必ず成長に向かいます。

教師という職業は子どものより良い成長を促すことだと考えています。それが最大限発揮できるように私は優しくて厳しい教師でありたいです。

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