1年間のうちにどうしても起こり得る
いつもいつも予定通りいけばいいが、なかなかそうはいかない。
予定の変更はいろいろな事情で変更になる場合がある。
先生に落ち度があって予定を変更しなければいけない場合もあれば、学校や他学年、他クラスとの兼ね合いで変更せざるを得ないときもある。
それ以外にも、天気や気温の関係で外での体育が中止になることもある。
学校という大きな集団に所属している以上、どんなにきめ細かな配慮をしたとしても年に何回かは予定が変更してしまうことは避けられない。
だが、この予定の変更を「大人の都合だから仕方ない」「君たち(子どもたち)は授業を受ける側だから文句を言うな」と考えていると痛い目をみる。
相手を1人の人間として認め、納得できる説明をするだけで余計な人間関係のいざこざも起きないので、私は予定を変更するときは自分の中にある3のルールに従って連絡するようにしている。
予定を変更するときの3つのルール
1つ目は、自己都合による変更や教員間の連絡不足による変更は、きちんと謝ることだ。
授業の準備が間に合わずやむなく予定を変更するとき。体育の授業で体育館が使えると思って移動したら他のクラスがやっていてできなかったとき。
今の私自身はもうなくなったが、昔は年に1、2回は起こっていた。
そんなときは子どもたちに一切の過失はない。あるのは予定をきちんと把握して行動や予防ができなかった教員だ。
その場合は、言葉巧みに誤魔化そうとするのではなく誠実に謝ることが大事だと思う。
2つ目は、予定の変更が分かっている場合はあらかじめ伝えておくことだ。
子どもたちも私たちもそのときになって急に予定を変更されるのは嫌なものである。急な変更はそれ相応の理由がなければ納得もできないし、疑いをかけられてもおかしくない。
できれば、朝の会なので連絡したいものである。
例えば、教科担当の先生が体調不良でお休みになったときに、朝伝えるか、その授業で急に伝えるかでは受け取り方に大きな差が出てきてしまう。
だからこそ先に分かっている予定変更は朝の会に伝えるべきである。その方が子どもたちも見通しがもて、落ち着いた生活ができると考える。
3つ目は、理由を必ず伝えることだ。
例えば、1時間前に大雨が降ったとしよう。そのときに運動場に大きな水たまりができたとする。天気は快晴になり、体育の授業で着替えようとしたときに突然先生から「今日の外の体育は中止!保健をやります!」と言われたら子どもたちは何で中止になったのか理由も分からず不満の声を上げるだろう。いや、それならまだいい方で、一番怖いのは何も言わず心のうちに不満を溜めていくことである。
理由を説明するだけでこうした事態は避けることができる。「今日の外の体育は先ほど1時間前に降った大雨で運動場が使えないため中止します。」この一言があるだけで子どもたちの納得の度合いはかなり変わってくる。
理由を事前に伝えておけるとベストな状態だ。
例えば、プールの授業が中止になるかどうか怪しいときに朝の会で事前に伝えておく。「今日のプールですが、天気が曇りで入ることのできる基準の気温が今の所下回っています。もし、気温が上がり基準を満たすことができれば入ることができます。今の所は分かりません。」
毎回毎回丁寧に説明できるわけではないが、子どもたちの納得ができないことによる不満は避けたい。それを防ぐための1〜2分程度の連絡を怠らないようにしてほしいと思う。
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