子どもの発言を繰り返さない
先生の指示や説明は1回しかしないことができるようになってきたら次のステップです。
次は、「子どもの発言を繰り返さない」ことです。
先生からの言葉は1回だけのチャンスしかないので、子ども達は聞き逃さないように聞いてくれます。
授業中などに話す機会が先生の次に多いのは同じクラスの仲間です。
しかし、多くの先生は子どものためを思って、聞こえにくかったり、聞いてなかったりするかもしれないから子どもの発言を繰り返してしまうことをよくします。
あろうことか授業をスムーズに進めたい気持ちもあって子どもの発言を都合のいいように解釈して先生が分かりやすいように言い直してしまう場合もあります。
それでは子ども達の伝える力や聞く力は伸びてはいきません。
なので、子ども達の発言を繰り返さないことが大事だと考えます。
子どもの発言が聞こえにくい場合
しかし、子どもはまだまだ未熟なので、クラス全員に聞こえる声量が出ない場合もあります。
そんなときは、発言する側も、発言を聞く側も、頑張らせるいい機会だと思います。
発言する側はみんなが聞こえる声量を出そうと努力すべきだし、発言を聞く側も喋り声や物音を立てず聞こうとする努力をすべきだと思います。
先生が繰り返さないことで他者を思いやる心も自然と育っていくと思います。
それでも上手くいかない場合は、Aさんが発言したことを先生が繰り返さずBさんに聞くなどの方法は効果的です。
「先生はよく聞こえなかったけどAさんは何て言っていたのかな?」と聞けば大半の子ども達は焦ります。
これも何度も繰り返していくうちに学級の仲間の話を聞こうとするよい緊張感がもてるかと思います。
よかったら試してみてくださいね。
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