テストの採点基準の決め方
学年で複数の学級があると先生ごとに採点の基準が違うのである程度合わせる必要があります。
些細なことかもしれませんが、採点基準はできるだけテストを行う前に決めておくのが一番良いと私は考えます。
なぜかと言うと、実際に子どもの答案を見てしまうと正解にしてあげたい気持ちが多少なりとも働くかと思うからです。国語などの教科でも先に決めておいた方が後でブレない採点ができます。
他にも、先に決めておくとテストを受ける前に知らせておいた方が良いことも分かります。クラスごとに授業の仕方は大なり小なり違います。例えば、算数で一万の位、十万の位、百億の位という「◯◯の位」を書くときには漢数字を用いるという指導をしているクラスもあればし忘れたクラスもあるでしょう。
そんなとき事前に擦り合わせておくだけで、同じ採点基準で正解・不正解をつけることができます。
また、何度の何度も困るたびに質問するのも気が引けます。
以上の理由で、私は採点基準はできるだけテストを行う前に決めておくことをオススメします。
採点の仕方
採点基準が決まったら後は迷わず採点をすることです。
字が読めなければ減点する。単位がなければ部分点にする。文章の意味が通っていなければ不正解にする。
とにかく採点は温情をかけてはいけません。
正しい採点は子どもの成長に必ず必要です。
「大体合っているから丸にしてあげようかな…」「この子だから少し甘くみるか…」という気持ちが働き、一人でも許してしまっては二人、三人と許してしまいます。
そうなるとこの子は許すかどうかで今度は迷ってしまいます。
そうならないための採点基準なので正解は◯、不正解は×とハッキリさせましょう。
厳しいかもしれませんが、伸びる子はそこからしっかり伸びます。
字を適当に書いて不正解をもらい、次に改善をしようと丁寧に書いてきたのだとしたら大きな成長です。
その成長の芽を私たちが摘まないように気を付けましょう。
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