嘘を見逃さない

学校の先生に向けて

許してはいけない嘘

みなさんは嘘をついたことがありますか?

私は今までにたくさんあります。

嘘と一口に言ってもその種類は様々です。

人が喜ぶような優しい嘘もあれば、その逆で人を貶める嘘もあります。場合によっては使い方次第で嘘は良くも悪くもなります。

子ども達もよく観察してみると1日の中で様々な嘘をついています。

授業中に分かるけれど自信がないから分からないと答えたり、表情が暗くて何あったのだけれど心配をかけたくなくて何もないと答えたりすることもあります。

かわいいものであれば、サプライズでお誕生日を祝いたいときに何でもないと嘘をついたり、先生が年齢を言えば「えーっ!」と驚いてそんな歳には見えないとお世辞を言ってくれることもあります。

そんないろいろな嘘の中でも、「自己保身のための嘘」だけは許してはいけません。

問題のある行動は起こすもの

子どもであれば大なり小なり問題のある行動は起こすものです。

誰だって完璧な人間ではないのですから、受け止めてあげましょう。

しかし、この問題が起こった後こそ我々大人の勝負所です。

例えば、AさんがBさんに意地悪をしたとしましょう。その内容は叩く、物を隠すなど多岐にわたります。

大抵の場合、事が大きくなればなるほど、誰かが見ていたり、関わる人数が増えたりします。

個別に話を聞いていき丁寧に状況を整理していきましょう。

そして、加害者であるAさん以外の聞き取りが終わり、ようやくAさんと話をするときがきます。

ここでAさんが今までの聞き取りの状況と一致している発言をし、反省をしていれば話が早いのですが、そうはいきません。

叱られたくない気持ちが生まれ、自己保身のための嘘をつく事があります。

Aさんの発言が嘘だと決定的となった場合は決して許してはいけません。

結局、嘘はバレるということ、嘘をつき誤魔化そうとした罪は許されないものだと、ハッキリと態度で示すことは、その子のこれからの行動を大きく変えていく事だと私は考えます。

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