兄弟喧嘩が多くて困った…
兄弟で仲良く遊んでいるときもあるんだけれど、それと同じくらい喧嘩をして困っている…
そんな家庭も多いかと思います。
かくいう私の息子と娘も毎日のように喧嘩をしています。
では、私たち大人は兄弟喧嘩にたいしてどのような対応をしていけばいいのか今日は話していきたいと思います。
喧嘩が起きたらまずは様子見をする
まず喧嘩が起こったら親としては心配でもあるし、不快でもあるのですぐに止めたくなると思います。
ですが、毎回毎回すぐに仲裁に入り、兄弟喧嘩を止めていては子ども自身も育たないしキリがありません。
そもそも兄弟喧嘩はお互いに不満だったり、相手の気持ちを理解できないところから始まります。
幼い頃は自分の感情や自分の嫌なことは多少わかるものですが、相手の視点となるとまだまだ理解に及ばないことが多いです。また、相手の気持ちが分かったとしても自分の感情がコントロールできない場合もあります。
その結果喧嘩をして、相手を泣かせてしまうことも少なくありません。
相手が嫌な顔をしたり、悲しんだりしている姿を見てようやく自分のした行動に対して気付くきっかけを与えてくれる役割があります。
ここで親がすぐに喧嘩を止めようとして間に入ってしまうと成長の機会が奪われます。
場合によっては、兄弟のどちらかを擁護する形になることもあります。
そうなってしまえば擁護されなかった側は相手の気持ちに気付くどころか、相手により一層強い怒りの感情を抱くこともあります。そうではなくても、自分は親に庇ってもらえなかったという負の感情を残すこともあります。
大人になった私たちの中に、「小さい頃、お父さんやお母さんに兄弟喧嘩のとき助けてもらった!」と感謝の念を抱いている人は稀だと思います。むしろ「兄弟喧嘩のときいつも俺ばっか怒られていた!」とよくない思い出として残っている人の方が多いと思います。
暴力を振るうなど手が出るところまできたら仲裁する必要がありますが、小競り合い程度であれば本人達で解決していく力をつける必要があると考えています。
喧嘩のルールを決めておく
そうは言っても見守るのにも心配がつきまとうと思います。
ですので、喧嘩が起きたときのためにあらかじめルールを決めておくとよいです。
具体的には「暴力を振るったら負け、必ず止めに入る」「先に謝ったほうの勝ち」「物を投げない・物にあたらない」「どんなに怒っていても最後には相手の話を聴く」などになります。
ルールを決めておくとこちらも準備をしっかりしてある状態ですので喧嘩が起きても比較的落ち着いて対応できます。
また、事前に伝えておくことで実際に起こったとしても子どもが納得して話を聞きやすくなります。
それぞれの言い分をきく
仲裁するほどではないけれど喧嘩が多くて、親が関わりたいときにはそれぞれの言い分を聞くのがいいです。
その際に、別々の部屋で話を聞いてあげ、あくまで中立の立場を貫くことが大事です。
ですが最後には共感してあげると子どもも気持ちとして落ち着きます。
喧嘩が嫌だと伝える
どんなに親が我慢していても耐えられないときもあるでしょう。
私たち自身が耐えられないぐらいずっと我慢するのも子どもと関わるときに悪影響が出てしまう可能性もあるので、叱るときは叱りましょう。
そのときはI(アイ)メッセージで伝えると良いです。
具体的には「(私は)兄弟喧嘩を見ているのが嫌だ」「(私は)お互いに傷つけあっているのを聞くと悲しくなる」「(私は)いつも仲良くしている〇〇くんと〇〇ちゃんが好きだ」など、自分の感情をメッセージとして伝える方法も有効です。
子どもの兄弟喧嘩は必ず起きます。これも1つの成長過程だと思って構えておくと心に余裕ができるかもしれませんね。
コメント