授業の基本の型を作る

学校の先生に向けて

基本が整うことのメリット

授業ごとに試してみたいと思うようなものがたくさんあるとは思いますが、まずは先生も子どもたちも必ず理解できている基本の型のようなものを作っておくとよいでしょう。

例えば、私の算数の授業では、

  1. 問題提示
  2. めあての確認
  3. 個人で問題を考える
  4. ペア(グループ)で問題の解き方を話し合う
  5. 全体の発表で考えを共有する
  6. まとめをする
  7. 練習問題を解く
  8. ふりかえりをする

といった流れが、基本の型となります。最初は時間が足らないこともありますが、今は子どもたちも分かってきているのでスムーズに進んでいきます。

そのおかげもあり、進行に心配を抱く児童もおらず、先が見えるので安心して活動ができます。その分「問題の解き方を考える」ということに集中できるとも言えます。

また、メリットは他にもあり、基本の型がしっかりしているからこそ応用的な活動にも繋げていくことができます。

先ほどの工程の1つを変化したところで大きな時間を取られることはありませんし、子どもたちの心配も大きくなることは余程のことがないかぎりありません。

どの教科でもこのような型(流れ)を作っておくといいかと思います。

勘違いしないで欲しいのは、型を作って楽をしようというわけではありません。

型を作るからこそ他の部分に力を注げるようになるので、子どもたちの学習の効果を最大限に上げることができると考えています。

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