優秀な人の条件②『1つのことに集中する』

学校の先生に向けて

よくある勘違い

仕事ができる人の特徴として、仕事を早く終えることができるということが挙げられます。

ここでよくある勘違いとして、「たくさんの仕事を同時にこなしている。」と解釈してしまう人がいますが、それは誤りです。

仕事を早く終えることができる人は、求められている価値を出すために、極力無駄を削ぎ落とし1つのことに集中するということをしています。

やってみれば分かりますが、人間の脳は同時に2つ以上のことを処理することが苦手です。

無意識でできることであれば百歩譲って同時にこなせるかもしれませんが、仕事の内容で無意識でできることはおそらくありません。

だからこそ1つのことに集中して取り組んだ方が確実に成果をあげることができます。

ながらの勉強は危険

もちろん以上のことは子どもにも当てはまります。

みなさんも一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、テレビを見ながら勉強すると学習効果は落ちてしまいます。

学校の授業でも一度にたくさんのことをこなしたいからとたくさん詰め込んでしまうのも得策ではありません。

急がば回れということわざがあるように、何事も1つ1つ確実に進めていく方が結局一番効率がいいことになります。

そしてこれは子どもの学習の進め方にも当てはまります。

仕事がたまってどれから手をつければいいか分からない。仕事がたまって1つのことに集中できない。などの状態になってしまってはとても優秀とは言えません。

子どもの学習も同じで、自分の課題や問題点を残したまま進めていてはどんどん仕事が溜まっていくのと同じようなことです。

その日中に自分の分からない点を解決していくことこそが優秀への第一歩だと思います。

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