優秀な人の条件③『曖昧な言葉を使わない』

学校の先生に向けて

曖昧な言葉は便利だが…

日常生活で自分の気持ちの度合いを表すなど、曖昧な言葉はとても便利です。

「とても楽しかった!」「かなりレベルの高いお店だね!」

など、普段使う言葉としては何も問題ありません。

しかし、こと仕事や学校で行う子どもとの真面目なやりとりでは使わない方が得策です。

例を挙げると、「次の発表で使う資料を良い感じにしておいてください。」「今日の授業で完成できなかった図工の作品はできるだけ早めに仕上げましょう。」「運動会まで時間がないのでいつもより多めに練習時間をとってください。」などがあります。

「良い感じ・できるだけ早めに・いつもより多めに」この言葉は人によって捉え方が大きく変わってきます。できるだけ早めというのを明日と捉える人もいれば、1週間後と捉える場合もあります。いつもより多めという、いつもの基準っていくつ?多めというのは2時間ぐらいでいい?などと個人的にどうとでも解釈ができてしまいます。

それが相手とのコミュニケーションの障害になってしまう場合もあります。

優秀な人はそのような曖昧な言葉をできるだけ使わず、具体的な言葉を使って相手との認識に齟齬がないように努めています。

子どもとのやりとりでも当然これは当てはまります。

「人の話を聞きなさい」という言葉がありますが、伝える方も聞く方も認識のズレがないように努めてようやく理解に至るのではないでしょうか。

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