やりすぎでなければ良い
給食で全て食べ切るように指導することに関して、安全面の配慮からだいぶやりにくくなったような気がする。
たしかに命を脅かすような行きすぎた指導はよくないと思う。
食べれない量を食べさせたり、苦手な食べ物を無理やり食べさせて嘔吐につながってしまったりすることは行きすぎた指導だ。
そうでない指導。つまり、「出されたものを全て食べるようにしましょうね。」という指導をすることは子どもたちの成長にとって必要だと私は考える。
まず第一に給食は子どもたちの必要な栄養が摂取できるように計算されている。給食を完食することは子どもの健やかな身体の成長に欠かせないものだ。
そして次に、食事のマナーとして調理員さんが一生懸命作ってくれた給食に一口も手をつけず残してしまうのはいかがなものかと思う。
アレルギーという致し方ない事情であれば分かるのだが、その食べ物が嫌い・苦手という個人的な理由で全て残してしまうのは、作ってくれた相手に失礼極まりない行為だ。
もちろん相手はまだまだ子どもなので逃げ道は用意しておく。給食で量が多くて食べきれない子は減らしてもいいというものだ。
もちろん理由まで聞かないから中にはその食べ物が嫌いであったり、苦手であったりする場合もあるだろう。でもそこまで追い詰めてしまっては給食も楽しくなくなってしまう。
そうはならないように救済措置は作っておくと良い。
嫌いな食べ物や苦手な食べ物に対して全部残していいよと言ってあげるのは優しさではない。
給食という時間を楽しみつつ、自分の嫌いな食べ物を少しでも取り入れることができるように頑張れるといいと思う。
そのために適切な指導として「出されたものは食べ切りましょう。」ということを言ってあげないと、子どもたちは楽な方へと流れてしまう。
人も食べ物も嫌いだからといって避けることは簡単だ。でも、少しでもいいからその嫌いな部分を自分に取り入れることで理解できることがあるかもしれない。
そんな強い子どもを育てていくためにも適切な指導は必要だと思う。
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