学級経営の鉄則①

学校の先生に向けて

見直してみる

私を含め学級経営に完全な正解はないので、ときには困ることが出てくると思います。

目の前の子どもたちの性質によっても最良の授業方法や指導方法は変わってくるので一概に誰かの真似をすれば必ず上手くいくという保証もありません。

毎日毎日トライアンドエラーを繰り返しながら、最適な方法を模索していると思います。ですが、何度試しても、夜遅くまで準備を頑張っても上手くいかない時には心が折れそうになるかもしれません。

そんなときは、良い方法に目を向けるのではなく、タブーとされている方法に目を向けてはいかがでしょうか?

今回はそんな自身の方法を見直すきっかけにしていただければと思います。

早く変化する子に重点を置く

例えば、挨拶が大きな声で出来るように朝の会で全員に話をしたとしましょう。

そうするとすぐに変化が訪れる子がいます。教師の期待に応えようと覚えているうちはとても元気な声で挨拶してくれます。

同時に、全く変化しない子もいます。

当然声をかけたにも関わらず全く変わらない子がいたら一番気になります。

今回は挨拶が例ですが、これが係の仕事であったり、宿題であったり、授業中の態度であったりと子どもの変容を求めて私たちは声をかけることが何度もあります。

あまりにも動かない子がいるとその子に対して変わるように躍起になる場合だってあります。ですが、最初の全体に声をかけた後にアプローチをかけるべきは、変化した子や変化しそうな子です。

一回声をかけただけでは続く場合もあるし続かない場合もあります。褒めたり、認めたりして、定着させていかなければいけません。出来ているからとほったらかしにされたら不貞腐れてしまう子だっています。

そして変化しそうな子も大事です。ここは今までの経験や子どもの様子を見て見つけていきましょう。

全体に声をかけただけでは変化しない子も個別に声をかけてみたら変化する子が必ずいます。

そうした子が1人ずつ変わっていき、クラス全体に挨拶が大きな声で出来る風潮ができあがったら。今まで全く変化しなかった子が変化する場合があります。

もしそれでも変化しなくても、クラスの雰囲気のことを考えれば成功と言えるでしょう。

一度見直してみてはいかがでしょうか?

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