アンケートの結果
昔、小学校5年生の担任をしていました。家庭科の授業で食事に関する単元があり、ちょっとしたアンケートをいくつか挙手でとってみました。
1つ目は、朝食に関することです。朝食をいつも食べているか?食べるんだったら何を食べているか?など雑談を交えながら楽しく聞いていました。
データを細かくとったわけではないので、あくまでもそのとき感じたことなんですが、朝食を食べる子の方が成績が優秀な傾向がありました。同様に朝食を食べている子の中でも、菓子パンや食パンだけの家庭より、手のかかった和食や洋食をいつも食べている家庭の方が勉強ができる子が多いという印象ももちました。
2つ目は、食べるものに関することです。ご飯やパンなどの炭水化物や加工食品(ソーセージ・ハム)ばかり食べている子よりも肉や魚、野菜を普段から食べている子の方がこちらでも成績が優秀だと感じました。
最後は、好き嫌いに関することです。給食で嫌いなものがあるからと残すことが多い子は勉強が苦手である場合が多かったです。
どれもこれも主観ではありますが、他の先生にも尋ねたところ同じように感じると共感するような声が多数あがりました。
おそらく、食べているもので脳が著しく低下したり、向上したりすることはないと思います。
でも、食事は生活には欠かせないものであり、毎日の子どもへの対応がしっかりと現れます。
忙しい時間帯に欠かせない朝食。「忙しいからなし」と考えるのか。「忙しいのでとりあえず食べさせておく」と考えるのか。「忙しいけど栄養のあるものを食べさせたい」と考えるかの違いだと思います。
他にも、「子どもが嫌いな食べ物」など、どうやって両親が考えるかによって結果は変わってくると思います。
私も子育てをしていて頑張りきれないときもたくさんあります。毎日が完璧でなくていいと思います。少しでも我が子の心身の健康のために、食事という人間に欠かせない活動の時間を大切にしてほしいと思います。
コメント