納得感が生まれる
学級で改善していきたいことがあるときにルールを作ることがあります。
しかし、子ども達が全く納得していない中で作られたルールは不満が生まれてしまったり、守ろうとしない子が出てきてしまったりとあまり良いことがありません。
かといって勝手に解決していくわけはないので何か手を打たなければいけません。
そこで、先生が一方的にルールを作るのではなく、子ども達と学級のルールを作っていくことが大切かと思います。
もちろん何でも子ども達と作ればいいというわけではないので、子ども達を今の状態からステップアップさせていきたいときにやるのがおすすめです。
逆に、年度当初はまだまだ学級のまとまりもない中なので先生がリーダーシップを発揮して、ルールを作るのがおすすめです。
時間を守る子ども達
数年前の話になりますが、4年生を受け持ったとき、ゴールデンウィークがあけても授業開始に間に合わない子達が10人前後ぐらいいる状態でした。
もちろん4月から、叱るなり、諭すなりなど、指導は入れてはいましたが、一向に良くなりません。
もちろん開始時刻が遅れているので、授業の時間内に間に合わなくなることもあり、悪循環が生まれていました。
そこで、子ども達にお互いに気持ちよくないのでルールを作ろうと持ちかけました。
子ども達からもいろいろなアイディアが出て以下の内容に決まりました。
- 授業開始のチャイムに間に合わなかった時間だけ授業の時間を延長する
- 先生も授業の時間を勝手に延長しない(チャイムがなったら終わる)
- やむおえない理由で遅れた場合は延長しない
ちなみに私だけで作っていれば、1番だけになったでしょう。
しかし、子ども達からでた2番、3番の意見のおかげで誰もが納得するルールができあがり、運用したところすぐに時間が守られるようになりました。
おかげで学級の大半の子ども達が「ルールがある方がいい!」と声をあげるほどでした。
このときにルールは人を縛るものではなく、集団生活を円滑にしてくれる道具だと気付くことができました。
よかったら試してみてくださいね。
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