時間を守る

学校の先生に向けて

ルールの基本

クラスにルールや秩序を定着させる第一歩として取り入れて欲しいのが「時間を守る」ことです。

誰もが自分の担任しているクラスをよくしていきたいと考えているでしょう。

そんなとき、「挨拶をする」「整理・整頓をする」「時間を守る」「思いやりをもつ」など、どんなことに重点てきに指導に取り組んでいったらいいか困るかと思います。

全部やりたいから思いついたことを全てやるという方法は子ども達の定着も悪く、こちらも決めたはいいが放ったらかしになる可能性も高いのでオススメできません。

私は毎年学級の立ち上げには必ず「時間を守ること」から指導します。

「挨拶をする」では今まであまり挨拶をしてこなかった子どもに対してハードルが高く、場合によっては全員達成までかなり時間がかかります。

「整理・整頓をする」では確認することや直すことに時間がかかる観点でタイムパフォーマンスが悪いと感じています。

「思いやりをもつ」は基準が曖昧すぎて指導がしにくいです。

では、「時間を守る」というのがなぜいいかというと、基準がハッキリしていて授業の時間に間に合っていなければ指導もしやすいです。また、時間を守らない場合は分かりやすく相手に迷惑をかけると誰もが理解しています。だから、指導をしたとしても当然のことで納得感も生まれやすいです。

「時間を守る」ことは、授業時間を大切にしているという先生の覚悟の表れでもあるし、他者を大切にする行動の表れでもあります。学校では、集団生活をしていますので、相手に迷惑をかけないという視点を子ども達には必ずもってもらわなければいけません。それがないと学級が荒れてしまいます。

だからこそ、誰にも分かりやすく、そして自分だけの力で解決できるこの指導を私は一番先にもってきます。

先生も時間を守る

これが最も私たちにとって大切なことです。それは、私たちもルールを守ることです。

私たちが時間を守りなさいと言っているのに、私たちが守っていなかったら微塵も説得力はありません。

授業開始のチャイムでスタートし、授業終了のチャイムで終わるだけです。

しかし、これが結構できていない場合があります。

授業が終わっても答え合わせが終わってないから5分延長する。

運動会の練習で最後まで出来なかったからもう少しだけ頑張らせる。

終わりのチャイムがなった時点で子ども達の集中力は無くなっている場合がほとんどです。

だとしたら、潔く授業を終わって時間を守る姿を見せた方が良いでしょう。

もちろん、子ども達はあなたが時間を守っていなことを責めることはないでしょう。ですが、知らないうちに信用は失っています。

ルールはお互いが守るから気持ちよく過ごせます。今一度見直してみてください。

ちなみに、私が二番目に指導することは「相手の話を聴くこと」になります。

その内容はまた今度話したいと思います。

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