先輩の先生から学ぶ
教師としてのスタートは驚くほど大変で、それを先輩の先生は知っているからなのか、先生になりたての頃は毎日のように何かしら教わっていました。
もちろん自分から聞きにいくことが多かったのですが、1年目のときは何を聞いたらいいのか分からないぐらい先が見えていませんでした。
なので、明日一日をどう乗り切っていこうか考えるだけでいっぱいいっぱいでしたし、ひどいときは当日になんとかするということだってありました。
だからこそ先輩の先生の1手2手も先を見たアドバイスは大変ためになるものであり、小さなことから大きなことまでどれも貴重な学びとして記録していました。
後輩の先生から学ぶ
年齢や経験年数が上がってくると後輩ができます。
先ほどの逆で未来のイメージができなかったり、子どもたちの予想がつかなかったり、教材や指導方法などで知識が足りなかったりと、まだまだ半人前という先生ばかりです。
しかし、経験年数を重ねたことにより私たちの中には固定観念が生まれてしまいます。
その点若手の先生はそんな固定観念に縛られることがなく自由な発想で素敵な授業方法や指導方法を提案してくれます。
それを受け入れられるかどうかは、受け手にかかっています。
「後輩から学ぶことはない!」「私たちが1から10まで教えなくては!」と考えているようでは到底後輩の意見はボツになってしまうでしょう。
それならまだしも、受け入れてもらえないと分かった後輩は提案もしなくなるでしょう。
先輩からも後輩からもそして子どもたちからも常に学び続けていこうとする姿勢をもつ教師が、最終的には大きな成長を遂げているのではないでしょうか。
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