手先が不器用な子が増えている
最近ではどんな子でもできるように、授業で使う教材はある程度簡単になっています。
1年生の凧揚げで使う凧ででは、始めからすぐ使えるようにその形に切ってあったり、危なくないように糸を通す穴が空けてあったり、使う部品もその長さや大きさに揃えてあったりします。
確かに便利ではあるのですが、はさみを使って細かい大きさを調整する。千枚通しなど先の尖ったものなどで、穴を空ける体験をする。定規など長さを測れるものを使う。
完成するまでに様々な体験を積むことも私は大事だと考えます。
たしかに授業数の関係でなかなかそこまでゆったりと時間が取れないのも事実です。
ですが、子どもたちを教えていてあまりにも手先が不器用な子たちが多いと感じたので、最近この問題を強く感じるようになりました。
例を挙げると、算数で定規で真っ直ぐに線が引けなかったり、紙などをピッタリ半分に折り畳めない子もいたりします。
理科の実験で使う教材や家庭科でエプロンやカバンを作る教材など、例を挙げ出したらキリがないですが、これからもどんどん比較的子どもたちが作りやすいようなものが主流になっていくでしょう。
私たち教員は授業の中でできるだけ子どもたちがいろいろな体験をして、多方面の成長を促していく必要があります。
それと同時にご家庭でもゲームや動画ばかりではなく、自分の五感を働かせた遊びや体験活動をしてみるのはいかがでしょうか。
お子さんの明るい未来のためにも頑張っていきましょう。
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