気分で仕事を選ばない
教員の仕事は多岐に渡ります。
自分の学級の仕事、自分の学年の仕事、学校全体で担当になっている仕事などです。
相手も様々で、子どもたちや同僚・管理職、保護者、外部からの業者、他の学校の先生など、学校というのはたくさんの人に支えられて運営されているのが分かります。
関わる人がたくさんいるので、仕事の量や種類はすぐに終わるものから時間のかかるものまで数多くあります。
だからこそ、その場限りの行き当たりばったりの仕事の進め方ではなく、優先順位をつけて仕事をしていく必要があると思います。
優先順位のつけ方
では、実際の仕事を例にして考えていきましょう。
皆さんならどの順番に仕事をしていきますか?
- 算数のテストの採点
- 明日の授業の準備
- 今週までに提出しなければいけない研究レポート
- 来月に行う6年生を送る会の学年への提案書
- 学級の掲示物を新しくする
- 成績処理の準備
細かな期日や状況によって変わってくるとは思います。
私は、『明日の授業の準備 → 今週までに提出しなければいけない研究レポート → 来月に行う6年生を送る会の学年への提案書 → 成績処理の準備 → 算数のテストの採点 → 学級の掲示物を新しくする』の順番です。
決める基準が自分の中にしっかりとあって、①期日が限界のもの です。
これは分かりやすく、期日が過ぎてしまっては意味がなくなってしまうので、早急に終わらせます。特に、時間的に限界が近づいているものに関してはクオリティは一切重視しません。完成することだけがゴールになります。
このように割り切らなければいけないときもあるでしょう。
次は、②人にチェックしてもらうもの です。
こちらは期日が遠くても早めに出すようにしています。
ギリギリだと相手に迷惑をかけてしまうことがあります。また、早めに出すことによって見直したり修正のアドバイスをもらえたり、クオリティが格段に上がる完成度になることが多いからです。
自分1人でギリギリまで考え抜いてから仕上げて提出するよりも、時間も短縮でき、成果も高くなるのでおすすめです。
以上2つの基準をもって仕事をこなしています。
とくに②番目の人にチェックしてもらうもの に関しては意識するといいかと思います。
大抵の場合、この仕事に関しては1時間、2時間で完成しないことも多く、時間がかかります。
だからこそ後でやろうとためておくと、仕事が重なったり、思うように進まなかったりして効率が悪くなります。
アドバイス
他にも役に立つアドバイスとして、テストの採点や掲示物を新しくする仕事は、休み時間や子どもが読書や小テストをしているときなど、先生が学級にいるときにできます。
皆さんも仕事に優先順位をつけ、今までの仕事の量や質を落とさず定時退勤を目指してみてはいかがでしょうか。
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