たくさんの技術が学べる環境
今や、本やインターネットに教育技術と呼ばれるものがここぞとばかりに溢れています。
自分から学ぼうとする気持ちさえあれば誰でも力を伸ばすことのできる環境です。
実際に私自身は先輩の先生方に様々なことを教えてもらう機会もあったのですが、それ以上に本やインターネットの記事、教育に関する動画から学んだ知識の方が圧倒的に多いです。
教育のあり方に正解はないので、自分自身で取捨選択していく場面も多々ありました。
例えば、漢字ができるようになるためには、「とにかくたくさん量をこなすことが大事」という考えもあれば「1回1回思い出す練習をするなど質が大事」という意見もあります。
他にも、「一斉指導の学習の方が学力が伸びる」という記事もあれば「自由進度学習のように子ども達に考えさせる方が伸びる」という記事もありました。
一部分だけ切り取って評価はなかなかできないので、どの意見も考えも否定できるものではないし、正解だと私は考えます。
ですが、目の前の子ども達にとってどれが適しているのか。自分の描いている学級を目指すために合っている授業や学級経営の仕方は何なのか。それらを考えたときに数多ある方法から実践してみようと思う手段が決まってきます。
担任として、誰もが自分の学級を良くしていこうと様々な工夫や努力をするかと思います。ときには失敗することもあるし、実際にやってみて気付くこともあります。
そんな営みをみんなが繰り返しているのに、5年10年経ってくると実力に差が出てきます。
正しい努力で実力を付けていくためには何を意識すればいいのか私の考えを話していきたいと思います。
実践する上で一番大切なこと
結論から述べると、「教師はやりきること、子どもにはやらせきること」が実践する上で一番大切かと思います。
私自身の話なのですが、実践してすぐに成果の出るものもあれば、なかなか成果の出ないものもあります。それに加えて実践の初期段階だと私も子ども達も要領を得ていないため上手くいかないこともしばしばあります。
そんなときに途中で辞めたくなったり、中途半端な取り組みになってしまうことがあります。
経験上、そのような向き合い方のときに思うような結果が出た試しもなければ、自分の中で得るものも少なかったです。
むしろ上手くいかなかったときなどに、今の学級の現状と自分の実力を鑑みて試行錯誤していた方が結果的に私が成長できたことが多く、学級の子ども達にとってもプラスな実践になりました。
担任というのは学級に関して与えられている裁量が多く、いろんなことをやろうと意気込んで取り組むことが多々あります。
特に年度当初や行事などはどの先生もその傾向が強く出ます。
しかしそれを1年間続けられる人はかなり少ないと感じています。自分がやると公言したことや実践してみようと頑張ってきたことをやりきり、やらせきることができたとき、教師にとって大きな力になるのではないでしょうか。
もし良かったら初心に戻って頑張ってみてくださいね。
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