よく食べるクラス

学校の先生に向けて

考えられること

データを取ったわけではないので、私の考えの域から出ないのですが、よく食べるクラスはいいクラスであることが多いです。

ここで言ういいクラスというのは学習に一生懸命取り組めるクラスであったり、男女の仲がよく学級全体の雰囲気がいいことを指します。

もし皆さんの今受け持っている学級が4月に比べてよく食べるようになっているのであれば、良い方向に向かっているかもしれないという気持ちで今日は見てもらえればいいかなと思います。

では、なぜよく食べるクラスはいいクラスなのか、いくつか理由を述べていきたいです。

1つ目は、エネルギーをたくさん消費したからよく食べるという考えです。

私たちが授業をしたときに子ども達が頑張れば頑張るほどたくさんエネルギーを消費します。

体育の授業はもちろんのこと、国語や算数でたくさん考えて考えて授業を受けている学級もたくさんエネルギーを消費します。

その中でも、私たちの脳は1日消費するエネルギーの内、20〜25%のエネルギーを消費しています。授業に積極的に参加する学級は自ずと消費量が増え、給食をよく食べるのではないでしょうか。

2つ目は、学級の雰囲気がいいからおかわりしやすいという考えです。

控えめな性格の子であったり、恥ずかしがり屋な性格の子であったり、1学期の人間関係が整っていない時期には目立つような行動を避けることが多いです。

「おかわりしたいんだけど…やっぱりやめておこう…」と考える子も必ずいると思います。そんな子でも気軽におかわりしに行ける雰囲気というものがあります。

デザートのときだけくる子、みんなに人気がないおかずが余ったときに積極的にくる子など、いつものメンバーではない子がおかわりするようになってきたら、雰囲気が良くなってきた合図かもしれません。

3つ目は、他者を思いやる行動ができるようになったという考えです。

よく食べるクラスというのは、全然残さないクラスでもあります。

嫌いだから食べることができない…

そんな子ども達もたくさん見てきました。

でも、その子達が食べれるようになったこともあります。その中にはもちろん克服できたという子もいます。しかし、大多数は働いている給食を作ってくれる方々のために残さず食べようとする気持ちから変わった子です。

授業で、暑い日も寒い日も給食を作ってくれている方々の苦労を知ったり、農家の方々の食糧に対する想いを知ったりする機会があります。

それを知って自分にできることを考えた結果、誰かに言われるわけでもなく変わっていく子もいます。

以上3つの理由からよく食べるクラスはいいクラスと考えました。

注意してほしいのは、無理に食べさせてはいけません。クラスが良くなっていけば自然によく食べるようになっていくと私は考えます。

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