来年に向けて勉強を頑張りたい!
2学期も終わり、どの学校も冬休みになったかなと思います。
通知表や2学期のテストの結果を振り返ってみて「来年は頑張ってみようかな!」と意気込んでいる方も多いのではないでしょうか。
どうせやるのなら成果の出る勉強の方がやっていて楽しいでしょうし、モチベーションのアップにもつながります。子ども達に寄り添って一緒に頑張ろうとする保護者の方のために、定着率の高い勉強方法を話していきたいと思います。
様々な問題が混じった問題を解く
今回は定着率に絞って話をします。
もし漢字の小テストや計算の小テストのような限られた範囲のテストであれば、その問題や範囲に特化して短期間勉強しても結果は簡単に出るでしょう。
しかし、大きなテストとなると話は別です。たくさんの問題の中から、今までに習ったどの方法で解くのか頭の中で探すことから始まります。本当の意味で学力を付けるためには今まで習ったことがしっかり定着していなければいけません。
なので、1点集中型の勉強方法はあまり望ましくありません。よくあるのがドリルや小テストはよくできるんだけど、大きなテストではいまいち結果が出ないのは、問題に応じた解き方が上手に選べないことが大きな原因でしょう。
だから長い目で見たときには、集中型の勉強方法ではなく、様々な問題が混じった問題を解く方が圧倒的に定着率は高いです。
例えば、漢字の練習であれば、1つの単元の漢字の問題をまとめて解くのではなく、1学期2学期に習った漢字の中からランダムに出した方が良いでしょう。同じ数の問題数であったとしても、後者の方が高い結果が出るかと思います。
算数の例ならば、小学校4年生の小数のわり算がありますが、小数のわり算の問題だけではなく、小数のたし算、小数のひき算、小数のかけ算を混ぜて解いた方が定着率は高いです。
毎回毎回解き方が変わるので、それを思い出す・考える過程が長期記憶に大きく役立ちます。
他にも、図形の問題であれば、三角形、長方形、平行四辺形、台形、ひし形、正方形、正三角形など様々な形の面積を求めることで、その都度問題に応じた公式を選ばなくてはいけません。これがもし、長方形の問題だけであれば、(縦×横)を何も考えずに計算をした結果、かけ算の練習をしていることになってしまいます。
やる気になっているときに早く結果を出したいがあまり、同じような練習を何度もしたあげく完璧に100点を目指すことがありますが、あまり良い方法ではありません。
「急がば回れ」という言葉があるように、回り道をした分しっかりと学力につながっているので、是非この方法を試してみてはいかがでしょうか。
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