対話を成立させるための条件

学校の先生に向けて

主体的・対話的で深い学びの実現

文部科学省から出された、主体的・対話的で深い学びの実現を目指すようになったため、日々の授業に変化が訪れました。

先日、私自身も学校の代表として研究授業を行いましたが、大きなポイントとして「対話」と「振り返り」に重きを置いて授業を組み立てました。

小学校4年生を受け持っているのですが、最初「対話」に関してかなり苦労しました。

「対話」にならない

何に苦労したかというと、始めたばかりの頃は、「対話」になっていませんでした。

原因がいくつも挙がったので以下にまとめておきます。

  • 1人の子が一方的に話しているだけ
  • 相手の話を聞いていない(聞いているフリ)
  • お互いに言うべきことだけ伝えてすぐに終わる
  • 時間内に間に合わず、全員が話せない
  • 話す量が多すぎて他の子が理解できない
  • 合槌など、相手の意見に対して反応がない

「対話」必要な条件がそろっていなかったので、上手かどうかという以前の問題で、成立すらしていなかった現状でした。

もちろんこのような状態では、深まりもなければ、主体的になれるような満足感のある「対話」には到底なってはいません。

「対話」の条件

では、対話を成立させる条件は何かというと、

  • 話す内容を10〜20秒程度に短くまとめる
  • 相手の意見に対して反応する
  • 相手の意見に対して自分の意見を述べる
  • 3つや4つ話たい内容があっても1つ話したら相手にバトンタッチする

だと考えます。

この内容の中には相手目線がたくさん含まれています。

「対話」は決して1人ではできません。だからこそ相手を大切にし、お互いに話を深めていこうとすることがスタートラインではないでしょうか。

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