当たり前を変えるチャンス

父親・母親に向けて

もうすぐ冬休み

もうすぐ2学期も終わりを迎えようとしています。

懇談会で担任の先生からお子さんのことを褒められたり、直していくといいことを伝えられたり、有意義な時間が過ごせたのではないでしょうか。

そしてこれから冬休みを迎えます。

ゆっくり肉体的にも精神的にも休める時間にするとともに、懇談会で伝えられた改善すべき点を直す時間に是非当ててみてください。

当たり前を変える

例えば、2学期の懇談会で「算数をもう少し頑張った方がいいですね…」などと伝えられたり、通知表の成績を見て、「算数の成績を上げた方がいいな…」と思ったりしたとします。

そこから「頑張るぞ!」といって3学期には途端にできるようになり、成績が改善されればいいのですが、なかなかそうはいきません。

それもそのはず、今までの生活習慣や勉強習慣があってこその成績ですから、そこが大きく変化しない限りは成績の変化も望めません。

だからこそこの冬休みは、今までの当たり前が変える時間に力を費やすといいかと思います。

具体的にいうと、算数の成績を上げたければ、算数の勉強時間をまずは確保しなければいけません。

1日の中に30分、算数の勉強時間を増やしたいところですが、急に時間は増えないので、何かを削らなくてはいけません。

テレビを見る時間やゲームなどで遊ぶ時間など、おそらく削る時間は子ども達にとっては楽しみな時間ではないでしょうか。

そうすると最初は成績のためだからと頑張ります。しかし、1週間、2週間と経つうちに最初の気持ちは薄れていきます。

そして最終的にはまた元通りになり、同じような成績の繰り返しです。

この負のスパイラルから脱却するためには、当然大人の力添えが必要です。

先ほどの気持ちが薄れてきたときに、しっかり最初に決めた30分の算数の勉強をやらせることだと思います。

おそらく反発したり、嫌々だったり、あまりよい反応は返ってこないでしょう。

それは子ども達の中で「30分算数の勉強するのは特別」と考えているからです。

でも、その困難を何度も乗り越えると「30分算数の勉強をするのは当たり前」に考えが変わるときがきます。

そうなったらあとは苦労せずとも勉強を自然に始めるでしょう。

そこに至るまでには時間もかかります。その最初の一歩が一番大変だろうし、一番支えがいる時期にもなります。

だからこそ冬休みや年末年始、我が子のことにいつもより時間がかけれる環境で始めてみてはいかがでしょうか。

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