宿題を提出できる子どもを育てる

学校の先生に向けて

宿題をやってこない…

私たちの悩みの一つが「宿題」であることは間違いないでしょう。

最近では宿題を廃止する学校もあるようですが、まだまだ少数だと思います。

宿題は家でやってくるものですが、子どもや家庭の状況によってはかなり厳しい場合もあります。

それに加えて、宿題はやってあるけど家に忘れた。字か汚すぎて読めない。答えを丸写ししている。などクラス全員満足に提出させるのは至難の技です。

私自身の方法で100%提出されるわけではないですが、提出率はかなり良くなりますので参考にしてみてください。

見逃さない

子どもは宿題を忘れたときややっていないときに必ずと言っていいほど言い訳をします。

しかし、もしかしたらその言い訳は本当のことかもしれません。

特に先ほど挙げた、「宿題はやったんだけど家に忘れた」は代表的な例です。

子どもも私たちが確認できないことを知っています。だから言い訳をして逃げようとします。

それを防ぐために私は必ず、宣言しておきます。

「先生に提出できてようやく宿題は完了となります。例えば、君たちも社会に出て明日の10時までに資料を提出するようにと言われたとしましょう。しかし、出来上がった資料を家に忘れて提出できませんでした。そんなとき、家にあるから明日持ってきます。では通用しないのは分かりますよね。」

「だから、宿題を家に忘れた場合など、君たちの都合で提出できなかったときは君たち自身で責任をとる必要があります。それは、帰りまでに宿題を学校でやって提出してください。それが嫌であれば、忘れ物をしないように確認するなど工夫をしてください。」

しっかりと全員に明言して、例外は基本的には認めません。

プリントの宿題もあるかと思います。もちろん家に忘れてくる子が必ずいますので、予備のプリントを渡して休み時間に確実にやらせましょう。

甘やかさない

そしてやらせ切るまでが勝負です。

この先生は許してくれない。見逃してくれない。

そんなふうに思ってもらえればゴールです。何も叱る必要はありません。

やっていなければ必ず休み時間にやらせることだけです。

最初は確かに大変だと思います。ましてや、宿題を忘れる子どもが大量にいれば把握も難しいでしょう。だから私は背面黒板に小さく名前を書いておきます。こうすれば、私も子ども達も忘れた子が把握できます。

「逃げ道をなくしてとにかくやらせ切る」

先生がどこまで本気で関わっていくかで子どもの対応は変わってきます。

宿題の提出率の悪さに悩んでいる先生がいましたら、使ってみてはいかがでしょうか。

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