指示が通るコツ

学校の先生に向けて

指示が通らない…

指示をしたのに、同じような質問をしてくる子や、聞いていなくて全く動けない子に困ったことはありませんか。

先生になる人は子どもが好きで、親切な人が多いです。それ故に、子どもが指示を聞けなくなる指導をしている場合があるので確認してみてください。

指示は1回しかしない

指示が通らない場合は基本的なことから見直してみましょう。

例えば、「指示を2〜3回繰り返していることが多い。」「指示を聞いていなかった子が質問をしたときに教えてあげる。」「子どもの発言を繰り返している。」などです。

上の3つの例のどれかに当てはまった場合は要注意です。なぜなら、一見親切に思えますが、話の聞けない子に育てている場合が多いからです。

「指示が通らないから2〜3回は繰り返そう。」という親切行為は、子ども達の立場から見れば、「大事なことは繰り返してくれるから、最初から集中しなくていいや。」となってしまいます。

「指示を聞いてない子が質問してきたから教えよう。」という親切行為は、子ども達の立場から見れば、「指示を聞いていなくても分からなくなったら聞けばいいや。」となってしまいます。

「聞こえにくいから子どもの発言を繰り返してあげよう。」という親切行為は、子ども達の立場から見れば、「Aさんじゃなくて繰り返してくれる先生の声だけ聞けばいいや。」となってしまいます。

これらを解決する手段としては、「指示は1回」を徹底することです。

指示したことを質問されても「先ほど伝えました」とバッサリ切ることも大事です。

子どもの発言を繰り返すのではなく、指名してAさんの言ったことをBさんなどに繰り返させる方が効果的でしょう。

欲を言うなら、指示を聴いていないと困るという状況が作られるとさらに良いでしょう。

話を聴くことは教わる立場の子ども達にとって一番大事なことだと私は思います。

話の聴ける子に育てるために実践してみてはいかがでしょうか。

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