指導したら終わりではない
昨日は定着させるために「実際にやってみる」ということを話しましたが、これだけではまだまだ十分ではありません。
この内容は実際にやってみた結果、次にできるようになる可能性が大幅に上昇するだけの話です。
でも、実際に継続してその力を保とうというのであれば、もう一つ手を加えましょう。
定着するまで指導する
例えば算数の計算問題では計算ドリルやプリント学習などで何度も何度も繰り返し解くことが多いです。
1回の授業と数回の練習である程度できる子が多いのになぜ何回も取り組むかといえば、定着させるためです。
その定着というのは問題によっては1ヶ月や1年という期間ではないと思います。昔覚えた「九九の読み方」や「筆算の仕方」などが今でもスラスラ出てくるのは、定着の度合いがとても深いからだと思います。
他にも、小学校では卒業式の練習を何度も行います。卒業証書を受け取ったり、入場・退場歩いたりするだけなんだけど、「実際にやってみて」、「定着するまで練習」しています。あれだけ単純なことであっても何度も練習しないとなかなか上手にはいきません。
ましてや日頃の授業や行事などの指導ではより複雑なことをしてます。
一度丁寧に指導したからできるというのは間違いでその後のことを考えたら何度でも復習して、少なくとも次の学年では困らないように各教科で大事なことは定着させたいですね。
復習の頻度
一度指導したことを1週間後にもう一度丁寧に指導するより効果的な方法があります。
それは、小分けにして復習することです。
先ほど例にあげた計算問題で考えます。
- 翌日に2問
- 3日後に2問
- 1週間後に3問
- 2週間後に3問
- 1ヶ月後に5問
というふうに細かく区切ってあげると良いです。
数問程度であれば5〜10分もあれば解けます。新しくできるようになるという観点ではなく、できているものを忘れないようにするためです。
よかったらぜひ取り入れてみてくださいね!
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